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早めに対策!地震に強い自宅で日常に安心を

アド美コラム 2025/09/01

 

お家での暮らしをもっと安心・安全にしたいと考えたとき、
やっぱり気になるのが「地震への備え」。
とくに新潟は、過去に新潟地震(昭和39年)や中越地震(平成16年)、最近では
能登半島地震(令和6年)を経験していて、防災意識の高い地域として知られています。

 

 

実際に「うちは築年数が経ってるけど大丈夫?」
「リフォームで地震対策ってできるの?」と、不安に思っている方も
多いのではないでしょうか。

そこで今回は新潟市での地震対策について、わかりやすくポイントを解説します。
今のお住まいを見直すきっかけとして、またこれからリフォームを考えている方に
役立つ内容をお届けします。

 

 

🏠 新潟市の住宅と地震リスク

 

 

 

新潟市は、日本海側にありながらも地震の多い地域。地盤が柔らかいエリアも多く、液状化のリスクも指摘されています。

また、市内には昭和の高度成長期に建てられた住宅も多く、耐震基準が現在のものと異なる可能性もあるんです。1981年以前に建てられた住宅は「旧耐震基準」と呼ばれ、地震に対する安全性が不十分とされている場合があります。

 

 

液状化現象被害(能登半島地震)

 

 

【補足】耐震2000年基準

1995年の阪神・淡路大震災を踏まえ、2000年に改正された建築基準法に基づく耐震基準です。現行の耐震基準で、木造住宅の耐震性を大幅に強化しています。2000年前に建てられた住宅か、後に建てられた住宅であるかも注意が必要です。

 

 

📋 地震対策、何から始める?

 

 

まずは「自分の家の状態を知ること」がスタートです。

 

ポイント①:耐震診断を受けてみよう

 

新潟市では、木造住宅耐震化補助制度があります。耐震設計(耐震診断含む)、耐震改修工事に対して補助金が出る制度ですので、まずは市役所や地域の建築士会などに相談してみましょう。R7年からは新しく除却工事(高齢者住宅対象)の補助も追加されました。

 

診断では、建物の構造や劣化具合を調べ、どのくらいの地震に耐えられるかをチェックしてくれます。

 

 

 

🔨 リフォームでできる地震対策

 

 

必要な補強工事を行うことが地震に強い住まいへの第一歩。特に注目したいのが、以下のポイントです。

 

ポイント②:壁の補強(耐力壁の追加)

 

家の揺れを抑えるには、「耐力壁」がとっても大切。バランスよく配置されていないと、揺れに対して弱くなってしまいます。リフォームで壁の中に補強材を入れたり、構造用合板を貼ったりすることで、ぐっと強くなるんです。

 

ポイント③:基礎や柱の補強

 

古い住宅では、基礎が無筋コンクリートだったり、鉄筋が少なかったりすることも…。必要に応じて基礎を補強したり、柱と梁の接合部を金物で固定することで、建物の倒壊リスクを下げることができます。

 

ポイント④:屋根や外壁の軽量化

 

重い瓦屋根は、地震のときに大きな揺れを引き起こす原因になります。軽量瓦や金属屋根に替えることで、建物全体への負担を減らすことができますよ。外壁工事で断熱性アップも可能です。

 

 

💡 室内でできる“プチ対策”も忘れずに!

 

 

大がかりなリフォームが難しい場合でも、日常の中でできる備えはたくさんあります。

 

ポイント⑤:家具の固定

 

タンスや本棚などの大型家具は壁にしっかり固定しましょう。L字金具や耐震マットを使って、万が一のときにも倒れてこないようにしましょう。寝室や子ども部屋は特に要注意です!

 

ポイント⑥:避難経路の確保

 

家具や家電で出口がふさがっていないか、夜間に停電しても歩けるように足元灯や懐中電灯の準備もおすすめ。災害時こそ、冷静に動けるようにしておきたいですね。

 

ポイント⑦:窓ガラスへの対策

 

窓はとっても大切なポイント。ガラスは割れると危険ですし、揺れによってサッシが歪んだり、避難の妨げになることもあります。

 

 

・ 飛散防止フィルムを貼る

ガラスが割れたとき、破片が飛び散るのを防ぐためのフィルムです。透明なので景観を損なわず、地震だけでなく台風や防犯対策にも◎
後付けできるので、今の窓にもすぐ使えますよ。

 

・ 強化ガラスや合わせガラスに交換

新築や大規模リフォームのタイミングなら、割れにくく、割れても飛び散りにくいガラスに変更するのもおすすめです。合わせガラスは2枚のガラスの間に特殊なフィルムが挟まれていて、安全性がとても高いです。

 

・ カーテンやブラインドで二重対策

万が一ガラスが割れてしまっても、厚手のカーテンやロールスクリーンがあれば飛散物の拡散を防げます。寝室などには特におすすめ。

 

・ 窓の近くに大きな家具は置かない

家具が倒れて窓ガラスに当たると、割れて危険です。窓際はすっきりと安全第一で配置を工夫しましょう。

 

 

など…

 

 

🌸 補助金や制度を上手に活用しよう

 

 

 

新潟市では、耐震診断や耐震補強リフォームに対してさまざまな補助金の支給が行われています。年によって条件や対象が変わることもあるので、市の公式サイトや窓口での確認をおすすめします。

リフォームを考えているなら、このような制度を活用して、無理なく安心な暮らしを目指してくださいね♪

 

 

まとめ:「やっておけばよかった」と後悔しないために

 

 

 

地震はいつ起こるかわからないけれど、「備えておくこと」は今すぐできます。
 特にお子さんやご高齢の方がいるご家庭では、安心して過ごせる住まいは何よりの宝物。

一度、プロの目で診断を受けるだけでも、気づかなかった弱点が見えてきたり、心の余裕が生まれたりしますよ。「うちは大丈夫かな?」そんな小さな疑問が、家族を守る第一歩かもしれません。

どうか、今日のこのコラムがあなたの暮らしを少しでも安心で、安全なものにするお手伝いになりますように。

 

 

 


トラ次のワンポイント

実は窓に「養生テープ」を貼っても安心とは言えないニャ!
確かにペタッと貼るとちょっぴり安心な気がするけど、地震の衝撃で割れたガラスの飛び散りは防ぎきれないニャ💦それよりも、ちゃんとした飛散防止フィルムを使うのが安心!

地震対策商材も、今はいろいろあるからホームセンターでなどもチェックしてみて 🐱✨

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